50代、おばちゃん福祉職員の雑記帳

福祉の仕事に携わってまだ3年、面白いこと難しいこと、まだまだいっぱいです。

映画「マイブロークンマリコ」の感想

おはようございます。

寒すぎて、仕事以外は出かけたくなくなっているおばちゃんです。

昨日はお休みだったので、久しぶりにゆっくり映画を観ました。

「マイブロークンマリコ

一晩経っても悲しみがこみ上げてしまう。

この映画は、共感できるタイプの人が限定されるのだろうなと感じました。

たぶん…毒親に育てられた人じゃないと。

裕福な家で育ち、愛情を注がれすぎて感覚が鈍ってしまっている人には、この強烈な痛みは分からないかもしれない。その痛みを主役の永野芽依さんが見事に演じ切っていて、私の推しの映画となりました。ただ、肉体的、精神的、性的、経済的などの虐待、ネグレクトなどの成育歴をお持ちの方は感情を揺さぶられると思いますので、心身の体調の良い時にご鑑賞ください。

 

作品のご紹介

映画『マイ・ブロークン・マリコ』は、平庫ワカさんによる同名マンガを原作とした実写映画です。

原作となった平庫ワカさんの同名マンガは、2019年7月から12月にかけて、KADOKAWAが運営するコミックポータルサイト『Comic BRIDGE online』にて連載されました。

全4話からなる短編マンガで、2020年1月8日に単行本として出版されています。

2019年7月16日に第1回が掲載されると、SNSを中心に大きな反響を得た同作。最終話である第4話の公開まで「すべてが公開と同時にトレンド入り」を果たすほど注目を集めました。

また、第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞するなどしています。

あらすじ

ある日、ブラック企業勤めのシイノトモヨ(永野芽郁)を襲った衝撃的な事件。それは、親友のイカガワマリコ奈緒)がマンションから転落死したという報せだった――。彼女の死を受け入れられないまま茫然自失するシイノだったが、大切なダチの遺骨が毒親の手に渡ったと知り、居ても立っても居られず行動を開始。包丁を片手に単身“敵地”へと乗り込み、マリコの遺骨を奪取する。幼い頃から父親や恋人に暴力を振るわれ、人生を奪われ続けた親友に自分ができることはないのか…。シイノがたどり着いた答えは、学生時代にマリコが行きたがっていた海へと彼女の遺骨を連れていくことだった。道中で出会った男・マキオ(窪田正孝)も巻き込み、最初で最後の“二人旅”がいま、始まる。

 

永野芽郁

イノトモヨ役

奈緒

イカガワマリコ

 

この映画は、私が永野さんに持っていたイメージを小気味よく吹き飛ばしてくれました。ご覧になっていない方のためにネタバレになることには触れませんが、怒りと悔しさと悲しみと愛しさを乱暴な美しさで表現しています。ぜひご鑑賞ください。