吉野家の一件について
つつじが咲き始めました。
季節は初夏へと移り変わり始めているようです。
さて、先日、吉野家の常務取締役伊藤正明氏が
「田舎から出てきた若い女の子を生娘のうちに牛丼中毒にする、生娘シャブ漬け企画」
と発言したことで、不快な思いをした人は多いと思います。
私も、非常に腹ただしく思いました。
言葉というものは、普段考えているからこそ出てくるもので、
早稲田大学という教育の場で講師としてこの言葉を使ったということは、社内では普通に部下や同僚の前で話していたのではないかと想像してしまいます。
彼に同調する人ばかりが周りにいたのか、それとも、
田舎に住む人や女性を侮辱する考え方は倫理的に問題があるのでは?
と誰も指摘できないぐらい圧倒的な権力を伊藤氏が持っていたのでしょうか。
この会社そのものに不信感が湧きました。
この事件で、普段自分が何を考え、どういう言葉を発しているのか振り返る機会にもなりました。
私が勤めていた会社に下記のような言葉が壁に貼ってありました。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
ーー マザー テレサ「5つの気をつけなさい」ーー
社長に「これ、良い標語ですね。この紙欲しいです」というと、
「マザーテレサの言葉ですよ。コピーしてあげますよ」
と、クリアファイルに入れてくださいました。
それ以来この言葉をいつも目に入るところにおいています。
伊東氏は年収が一億円あるそうです。
何億円持っていようとも、どれだけの権力を握っていようとも、裸の王様では寂しいものですね。
貧しくても、心までは貧しくならないように気を付けたいと思います。
読んでくださりありがとうございました。
では、また。_(._.)_