50代、おばちゃん福祉職員の雑記帳

福祉の仕事に携わってまだ3年、面白いこと難しいこと、まだまだいっぱいです。

月曜日の通勤快速情景

いやー、昨日は行きも帰りも電車が超満員でまいりました。

スクールの場所が職場よりも先にあるもので、通勤快速とか急行とかに乗るのですが、月曜日という曜日はなんだかいつもより強い圧を感じるような気がします。

気のせいでしょうか。

あわよくば、という気持ちで優先席が停まる位置に並びました。

(私は更年期障害だから、と自分に都合よく言い訳する)

ホームに滑り込んできた電車の中はすでに立っている人が多数。

扉が開き、降りる人を待っていると…

突然

70代ぐらいのご婦人が横から我先と電車に乗り込まれました。

優先席まっしぐらに。

しかし、向かい合った合計6席ほどはすでに席が埋まっています。

よほど座りたかったのね。

と思いながら、私はご婦人の横に立ち、吊革につかまりながら優先席の人々をそーーーっと見ました。

左から、80代ぐらいの男性、40代くらいの男性、20代ぐらいの女性が座っています。

20代の女性の前には先ほどのご婦人が立っています。

20代の隣は40代ぐらいの男性。紺色のジャケットをビシッと着た胸板の厚い健康そうな方です。

その男性の真ん前。

空手家の矢部さんみたいな華奢な体つきのおじいちゃまが吊革につかまりながら男性をガン見していました。

 

えっとー。

私は頭の中でぐるぐると優先席について考えました。

 

優先席(ゆうせんせき、英語: Priority seats)とは、鉄道・バスなどの公共交通機関に設置される、特定の属性の乗客を対象とした、着席を優先する座席である。一般には交通弱者(高齢者、障害者、傷病者、妊婦、ベビーカー含む乳幼児連れなど)を対象とした福祉的目的で設置されるものを指

 

 

ってなことのようですよね。

そうそう。

もちろん知っています。

はたから見て、いかにも健康そうに見える若い女性は妊婦さんかもしれませんし、

紺色のジャケットの40代の男性も実は内臓に疾患をお持ちかもしれない。

電車は駅に停まるごとにさらに混雑が増してきました。

ご婦人も私も身動きが取れない状態。

ずっと瞬きしていないかのように、紺色ジャケット男性をにらみ続けるおじいちゃま。

 

優先席に座っている方々は、一様に、みな寝たふりをしておられました。

 

外見が交通弱者に見えない人は、こういう場合、寝たふりしてやり過ごすしかないかもしれませんね。

赤いヘルプマークとか、もっと一般的になって、自分には障害がありますって堂々と言える世の中になればいいですね。

ただ、いかにも健康そうに見えた40代くらいの男性。

もし本当に健康ならば、お年寄りに席をゆずるくらいの気持ちはあってほしいものだな~。しかし、混雑状況の中で席をどうぞというのも相当勇気がいるしなあ~。

う~~~む…

そんなことを思った月曜日でした。

 

では、また!