椎名誠の「アドバード」「武装島田倉庫」「水域」
やっぱり。
椎名誠の「アドバード」「武装島田倉庫」「水域」でしょうかね。
二十年以上前に読んだので、あらすじは忘れてしまいました。
しかし、物語に登場する架空生物の特徴とその特性をあらわす描写がとても詳細で、リアルに空想できるものであったために、読んだ当時は夢中になりました。
読んだことのない方のためにアドバードに登場する架空生物の特徴をウィキペディアから引っぱってみましょう。
これらが出てくると、キターー!逃げろーー!と胸がドキドキ。
出てきそうな気配がするだけで、寒気がするのです。
自分がまだ若くて感受性が高かったせいもあるのでしょうが、読書でこんなに心が乱高下する本も珍しく、読後の疲労感は半端なかったです。
考えてみると、どこにも出かけられない今、こういう頭をフル回転させてくれる本を読むというのも脳の活性になって良いかもしれませんね。
どうしてもテレビやDVDとか映像ありの手軽な娯楽に走りがちになるので。
あとは、読書というくくりで紹介するならば。
◎村上龍の「五分後の世界」「ヒュウガ・ウィルス五分後の世界Ⅱ」
◎平谷美樹「呪海」「鍬ケ崎心中」「百物語」など。
おススメします。
ちなみに。
平谷先生にお会いした時に、
「百物語が大好きです」
と言ったら、
「あー、あれは電車の中で読むためのコンビニ本だよォー」
と笑ってらっしゃいました。
何千頁もの長編小説を執筆なさっている間の、ちょいとした息抜きでお書きになっているのかもしれないなと、心の中で思いました。
暑い時期の通勤はつらい。
そういう方に、この百物語、おススメです。
ジャンルはSFじゃなくてホラーかな。お題からズレましたね。すみません。
しかし、きっと、たぶん、十分に涼しくなれることは間違いないと思います。
ではでは、今日はこの辺で。
最後までお読みくださりありがとうございました。