50代、おばちゃん福祉職員の雑記帳

福祉の仕事に携わってまだ3年、面白いこと難しいこと、まだまだいっぱいです。

神経伝達物質ドーパミン

各地で夏日となったようだけど、元気かな?

底冷えする日が続いていたのに、急に気温が上がっちゃうと体もだるくなるね。

そこで今日はちょっとひとやすみ。

脳科学者の中野信子さんの「脳内麻薬」を読もう。

中野さんの本は何を読んでも面白い。

「人はなぜ他人を許せないのか」

脳科学からみた祈り」

など、心の仕組みと行動について詳細に説明されている。

エライ学者さんなどにみられる難解な文章ではなく、義務教育を終えた人ならだれでも理解できるような表記であるのも魅力的なのだ。

そんな著者がドーパミンについて解説した、この本「脳内麻薬」は目からウロコ!

このドーパミン報酬系神経伝達物質であり、過剰に放出され脳機能が変異していく状態を依存症ということも、衆知であると思う。

しかし!みんなご存じのドーパミン

発見されたのは1953年だって知ってた?

え?そんな最近のことなの?って私は驚いちゃったよ。

日本国憲法公布よりも、サンフランシスコ講和条約よりももっと後、NHKや日テレが初めてテレビ放送した頃よ。ライムライトやひめゆりの塔が公開された頃よ。

  ※お子さんはおじいちゃんおばあちゃんに聞いてみよう(笑)。

カナダの大学の研究者がラットに電極を流す研究で偶然に発見されたドーパミン

ドーパミンと依存症の関係について。

アルコール、薬物、過食と拒食、買い物依存症、仕事依存症、そしてギャンブル依存症の正体を現し、その状態は意志など到底かなわない、衣食住などの生理欲求を上回る、てごわい病気であることを教えてくれる。

自分はもしかしたら依存症なのではないか、やめられない自分は弱くてだらしない性格の人間なのではないか、と不安を感じるようならぜひ読んでほしい一冊だ。

彼を知り己を知れば百戦危うからず。

知識武装すれば依存症にならないための対策ができるというものだ。

ご興味湧いた方はどうぞ。

 

では、またね。