映画鑑賞「明日の食卓」
今日はお休みなのですが、早朝に熱中症警戒アラートが鳴ったので、外出を控えることにしました。
暑いですね。
最高気温38度まで上がる予報です。
そういうことで今日はネトフリで「明日の食卓」を観ました。
子育ての難しさと、現代の日本が抱えるいくつもの問題が上手に盛り込まれた秀作であるなと思いました。
裕福でも貧乏でもワンオペ育児はキツイ。
という単純な話ではなく。
教育格差、経済格差、労働格差、シングルマザー、男尊女卑思想、障害者への偏見、少子化、超高齢化、心の隙間に入り込む商法(カルト宗教かな?)などの社会問題を、それぞれの家庭の背景に少しずつ入れてあります。
それぞれの家庭の母親が、それぞれの環境のなかで追い詰められていく。
みなが、一生懸命に生きているはずなのに。
頑張っても頑張っても努力が報われない。
母親たちの精神の限界が近づく。
母親中心に描かれていたところに、それまで内に秘めてきた子供たちの心の声、思いが映画を観ている者だけに明かされる。
しかし、追い詰められ、高ぶる感情を抑えきれず。
視野狭窄に陥った母親は…
ここからはネタバレになるので書きませんが、興味を持った方はどうぞご覧ください。
程度の差こそあれ、共感できるシーンがあると思います。
母親であることの重責。
子どもに問題が発生すると大概は母親が責められますが、やはり、守ってあげられるのは、お父さんじゃないでしょうか。
仕事が忙しい、と問題から逃げていても棚上げするだけで解決にはならず、いつかはもっと大きな問題として対峙しなければならない時が来るような気がします。
そうなる前に世のお父さんには家族を大事にしてほしいですね。
そして社会全体が、どんな家庭の親子にも優しく手を差し伸べサポートできるようになってくれたらいいなと、あらためて思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も暑さが続くようです。
外出の際はなるべく日陰を歩き、日傘をさすか帽子をかぶりましょう。
みなさんお体お大事に。
では、また!