50代、おばちゃん福祉職員の雑記帳

福祉の仕事に携わってまだ3年、面白いこと難しいこと、まだまだいっぱいです。

虹色の長靴

通勤時、雨降りの時にかぎり、徒歩の区間をバス利用します。

昨日も電車を降りてからバス停で待っていました。

二組の母子が私のうしろに並びました。

二組とも2,30代くらいのお母さんが女児をふたり連れています。

年長ぐらいのお姉ちゃんと3歳くらいの妹。

一方の組は体操服のような半袖短パンで、一方はディズニーの絵柄のシャツとスカートをはいています。

動物の模様のカサも、キュッと結い上げたおさげ髪についたリボンもとても愛らしい。ふと微笑んでしまいます。

バスは停車時刻を過ぎてもやってきません。

どうして来ないのかと問うお姉ちゃんに、お母さんたちは雨の日は車が混んでバスも遅れがちになることを説明していました。

私は横耳でそれを聞きながら、車の流れをただ、ぼーっと見ておりました。

すると、その瞬間。

「あ!〇〇〇〇きたーーー!!」

と、おさげ髪三歳児が目を大きく見開いて叫びました。

この○○の部分には市のキャラクターの名前が入ります。

市の巡回バス、○○号。

このバスは、西部とか東部とかのような地味な配色ではなく、車体全体にキャラクターが描かれたマイクロバスで、フロントにつぶらな瞳と口がついているのです。

子どもたちはバスが大好きなのでしょうね。

とびきりの笑顔をお母さんに向けています。

まじまじとそのキャラクターを見たことがなかったけれど、良く見てみれば、かわいいと言えば言えなくもないな、と思いながら乗車しました。

乗車した二組とも、お母さんたちは妹の方を膝に抱いて座りました。

その時、あれ?

と気づいたのです。

両方の妹たち、同じ柄の、虹色の長靴!

流行りなのでしょうか。

その虹の長靴がとても気になって、私はそれぞれの虹の色の数が7色ずつなのかどうか、目視で数え始めました。

(どちらも確かに7色。どうやらおそろいで間違いなさそうだ。サイズは13.5くらいかな。14かな、いやー、子供時代でなければ履けない超カラフルな長靴だなあ)

なんてことをひとしきり考えて、それから視線を上にあげると…

 

二組の姉妹は私を不思議そうに眺めておりました。

 

どんだけ、私は長くつに集中して見ていたのでしょう。

 

なんでこのおばちゃん、あたしたちの長靴見てんのかしら?

 

怪しい者ではないと言い訳したいようであり、誰も一言も発しておらぬのに、言い訳するのも余計に変です。

しれっとしてやり過ごしました。

そんな朝の出来事でした。

 

小さな女の子って、ぜんまい仕掛けのお人形さんのように本当にかわいいですね。

コロナの中で子育ては大変だと思います。

子育て中のみなさん、三連休、無事に過ごせるように祈っています。

きをつけて、いってらっしゃい。