新入社員へ
昨日、出入りの業者さんに新人が入ったらしく、ベテランの女性と一緒に若い女性が来た。華奢な肩にショートボブの女性を見てハッとした。
むかし勤めていた会社時代の部下によく似ていたからだ。
絹豆腐のようなつるんとした白い肌と一重の目が本当によく似ていた。
すっかり忘れていたのに、にわかに彼女と過ごした日々が一瞬でよみがえった。
社員として入社した彼女はパートのおばちゃんたちの格好の餌食になった。
けれど彼女は何度も泣きながら、それでも辞めなかった。
女だけの職場というものは、それはそれは凄まじい。
世の中で一番怖いものは地震雷火事親父というが、確かにそれも怖い。
しかし私に言わせてもらえれば、女の妬みほど怖いものはないと思う。
その部下は二年目三年目と成長し、どんどん逞しく頼りになる人材になってくれた。
彼女と一緒に遊びに行った牧場や公園、居酒屋で飲んで泣いた顔や怒った顔を思い出して、なんだか泣きそうになってしまった。
楽しい思い出をありがとう。感謝している。
ということで、春なので、
新入社員のみなさんへ。
女だけの職場に意地悪な人は必ずいます。
意地悪な人のいない会社なんて、まず、ありません。
そういう時、私がわるいのかしら…と自分を責めて自滅しがちですが、最初はだれでも失敗はあると知っていてください。
どうすれば同じ失敗をくりかえさないか、それに集中してみてください。
必ず良い日は来ます。
では、また!