50代、おばちゃん福祉職員の雑記帳

福祉の仕事に携わってまだ3年、面白いこと難しいこと、まだまだいっぱいです。

迂闊には近づけない

一昨日の帰宅途中のこと。

駅からでて駐輪所の付近を歩いていたら、道路の向こう側で50代ぐらいの女性が、うずくまっているのが見えました。

両膝を地面についているので、何か異変があることは間違いなさそうです。

具合が悪いのでしょうか。

どうしよう。

近づいて声をかけようか一瞬迷いました。

歩行を緩めながら、

もしあの人がコロナで熱発していたのだったら…。

と、私の足は、向こう側に渡る勇気がでません。

他の歩行者も、まるで、見えないかのように通り過ぎていきます。

その時。

 

「大丈夫ですか?」

 

女性に声をかけた人がいました。

制服を着た高校生くらいのポニーテールの女の子でした。

会話は聞き取れませんでしたが、女の子は距離を取りながら、どうしたらいいのかなという風に、女性の様子を見守っていました。

 

私は、歩みを止めずに通り過ぎました。

 

帰宅してから、あの女の子は、あの後どうしたろう。

気になりました。

119番に電話を掛けただろうか。

それとも具合が落ち着いて、何事もなくすんだだろうか。

無事であってほしい。

見捨ててしまった、見ないふりをして通り過ぎてしまったという自責の念があとから胸にせり上がるのでした。

 

世界最多のコロナ感染者数となった今、誰にも迂闊には近づけません。

 

今日のニュースで、「救急隊が搬送していたけが人を、コロナ陽性反応が出て病院から受け入れ拒否されたために事故現場に戻した」という報が流れました。

 

ひどいな、と思いました。

けれど、自分も、それを批判できる資格はないなと思いました。

会社でも、関係機関も、右も左もコロナに感染したという報告ばかり入ります。

クラスターが発生しても、それさえ驚かなくなってしまいました。

知り合いのお母さんが腕を骨折したのに診てもらえず、腕が紫にパンパンに腫れ、何日も痛い痛いと泣いていたと聞きました。

恐ろしくなりました。

ちょっと、のどが痛んだり、身体がだるくなると、もしやと思って不安になり眠れなくて余計調子悪くなります。

明日は我が身。

いつ自分がそうなるかわかりません。

道端で倒れたとしても、救急車を呼んでくれる人がいるかどうかも分かりませんし、救急隊が病院に運んでくれるかどうかも分かりません。

医療崩壊

これが、現実なのだと悲しくなりました。

いや。

悲しんではいられない。

とにかく、今は、体調を崩さないようにするしかない。

コロナが発生して、二年が経つというのに、結局、医療は崩壊してしまいました。

殆どの人が3回もワクチンを打っているのに。

国民全員が罹患して免疫がつくまで、政府は何もしないつもりなのでしょうか。

そんなお役人さんたちならば、高い給料もらってほしくないなと思ってしまいます。

カルト宗教に献金するお金があるなら、医療に回してよーーー!

と、グチりたくなる今日この頃です。

しょぼーん。

 

とにかく、みなさんもご無事でありますように!