50代、おばちゃん福祉職員の雑記帳

福祉の仕事に携わってまだ3年、面白いこと難しいこと、まだまだいっぱいです。

相談する相手を選びましょう

昨夜、遅めの時間に友人から電話がきました。

私よりひとまわり上の60代の女性で、10年前に一緒の職場で働き、それ以来仲良くさせていただいています。

仮に花子さんとします。

花子さんの電話口のトーンは低く、元気がない様子。

「どうされました?」

と尋ねると、

「わたしって本当にダメな人間なのよ」

というのです。

そこからお悩み相談を一時間ほど聞きました。

その中で、ちょいと引っかかったことがありました。

それは。

私に電話してくれる前に今の職場の仲良しAさんにお悩みを相談したそうなのですが、そのAさんの対応に引っかかりを感じたのでした。

花子さんのお悩みはお姑さんと現在の職場の上司との関係です。

良くないことが重なり、かなり落ち込んでいました。

花子さんは辛い気持ちを抱えきれなくなって「もう死にたい」とこぼしたそうです。

するとAさん。

「そんなこと言っちゃだめじゃないの!みんないろいろあるのよ!あたしなんて死ぬなんて一度も考えたことがないわ!」

と言ったそうです。

花子さんは「Aさんは強くてしっかりしていてうらやましい」と、力なく言い、

自分はダメな人間だと感じ益々死にたくなってしまったということでした。

私は一時間ほど話を聴いて、電話を切りました。

 

今朝目が覚めて、今回のことあらためて思いました。

 

死にたいと訴える人に対して説教する輩が多すぎる!

 

映画やドラマで、強く叱って思いとどまらせる的な場面が多いからでしょうか。

死にたい願望がある人は甘えているだけだと決めつけている人が援助職の方でも少なからずいます。Aさんも良かれと思って言ってくれたのだとは思います。

だがしかし!

はっきり言うと…

 

こういうタイプの人に相談してはいけません!

 

映画やドラマでは強い口調で説教され、なんならビンタされたりして、ハッと目覚める、なんてストーリーがありがちですけれど…

物語としては面白いかもしれませんが現実的ではありません。

叱る、説教する、説得する、すべてやる側の自己満足。そして、そこには良いこと言っているという優越感が存在します。

そんな自己陶酔型の人に相談すると、ますます死にたい方向に背中を押されてしまいますので気をつけましょう。

 

あなたがもし死にたいとこぼしたら、

「死なないで、あなたが死んでしまったら私は悲しい」

と、シンプルに言ってくれる人を選びましょう。

「あなたが生きていてくれることが私のしあわせ」

と、あなたのことを大事に思ってくれている人に話しましょう。

 

このブログを読んでくださった方も幸せであってほしいと思って書きました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

今日もお仕事、いってきます!

皆さんの一日が良い日でありますように。

では、また!(^^)/