50代、おばちゃん福祉職員の雑記帳

福祉の仕事に携わってまだ3年、面白いこと難しいこと、まだまだいっぱいです。

HSPかもしれない

HSPという文字をよく見かけます。

書店でもYouTubeの動画でもヤフーニュースなんかでも「繊細さん」とか。

けれど自分が繊細だという意識がなかったので、すっ飛ばしておりました。

しかし。

近頃、もしかしたらこれかな? と頭をよぎるようになりました。

子どもの頃から長眠タイプの自分はショートスリーパーが羨ましく、そんな風になれたらどんなに人生有効に過ごせるだろう、と思っていました。

疲れやすく7~8時間ぐらいは寝ないと生活できない自分は、人より劣っていると感じ、これは根性が足りないせいであろうと悩んでおりました。

私の兄弟は夜型人間です。

どれだけ夜更かししてもぴんぴんしています。

部屋の電気はつけっぱなし。

テレビも大音量で流しっぱなし。

それでも気持ちよさそうにグーグー寝ております。

グロテスクで残酷な映像も、へっちゃらです。

私だけが苦手でビクビクしていたので、子どもの頃は兄弟にバカにされておりました。

自分は気が小さい。

もっと逞しくならなければ。

中高時代はクラブ活動で肉体を鍛錬することで精神力の底上げを試みました。

これ以上は頑張れないという限界まで身体を酷使し、忍耐力の向上をはかりました。

そして、その結果。

どうなったかと言いますと…

現在、50歳を越えましたが…

残念ながら変わりませんでした。

まあ、多少鈍くはなりました。鍛えたからというより老化して聴力視力嗅覚触覚が衰えたという方が正解かもしれません。

しかし。

子どもが事件や事故に巻き込まれる記事などを目にすると、我がことのように心に激痛が走りますし、残虐な映像も相変わらず苦手なままです。

イジメをしている人を見ると、コイツラ嫌だなと思ってしまい、自分が浮くと分かっていても同調することができません。

これが巷で噂されている「生きづらさ」というやつだという認識がなく「自分は気力と体力が人より劣るただの一風変わった人」としか思っていませんでした。

ですので最近も、「仕事で疲れがたまって過眠気味だな、どうにか手段はないかな」なんて検索していたら、highlySensitivepersonというものに行きついたのでした。

もしかしたら、これじゃない?

そう思いましたが、これ、病気の名前じゃなくて、気質の名前だったのですね。

知りませんでした。

これの特徴、ズバリ!私です(笑)

しかも5人に1人しかいないんですね。

世の中の八割の人は鈍感なの!?

うそ~~~!

相手の痛みが分からない人ってそんなに大勢いたの?

そうか、そうか。うんうん。

やけに感心納得しましたが、結局HSPであったとしても、これは脳の特徴らしいので、治せるものではないらしいと知り、ガッカリしました。

疲れたら寝るしかないってことですよね。

憧れのショートスリーパーには永遠になれない。

仕方がない。

諦めて、疲れが取れるまで寝ることにします。

ひとつだけ良いことが書いてありました。

HSPは映画や音楽や芸術作品に深く感動できる」らしいです。

これ、思い当たります。

逆に言うと、八割の人は感動できる心を持っていない、ということになりますから、「彩豊かな人生をおくれる気質」と言い表すと、そう悪い気もしないですね。