50代、おばちゃん福祉職員の雑記帳

福祉の仕事に携わってまだ3年、面白いこと難しいこと、まだまだいっぱいです。

やりがい搾取の仕事

福祉の仕事はやりがい搾取の会社が多いと言われます。

心身を酷使して働く割には賃金設定が低い、そのため新しい人材は思うようには増えず離職者もとまらず、常に人材不足という状態ですね。

 

労多くして功少なし。

 

大概の親というものは子どもに苦労をさせたくないと考えますから、積極的には勧めない職業かもしれませんね。

しかし…

 

弱い立場の人を救いたい、とか

人の役に立ちたい、とか、

世の中をもっと良くしたい、など。

 

やはり、いなくはないんですよ。

教科書に記してあるような福祉理念をちゃんと持っている人は。

そういう職員さんの見分け方を書きますので、これから社会にでる方々のご参考になればと思います。

 

①悪口陰口を言わずに、黙って自分の仕事に集中している。

②他人の失敗を黙ってフォローし、フィードバックする。

③派閥を作らず誰に対しても誠実である。

 

そんな人いるの?!

と首をかしげたくなるでしょうが、

30人くらいいる職場なら、1人くらいはそういう人がいます。

素敵だな、仕事ができて尊敬するな、と思える人はどんな職場にも必ず1人はいますので、見つけてみてください。

もし1人も見つけられず、福祉理念を持たない形だけの会社や施設の場合は、パワハラや虐待が横行し常態化している可能性が高いので、ここはやばい!と思ったら、勇気をもって辞めましょう。

 

サービス残業を強いてくる。

先輩職員さんたちがおしゃべりばかりしていて働かない。

常にそこにいない人の悪口ばかりで一向に仕事がはかどらない。

 

こういう職場は本当に多いです。

高い志をもって福祉の世界に入った人ほどやりがい搾取にあいます。

しかし。

よーくよーく観察して、観察日記をつけてみてください。

真摯に働く人を見本にしているうちに、どんどんレベルアップしていきます。

できる仕事が増えていきます。

 

一歩下がった視点をもつこと、距離をとって眺めてみること。

これが秘訣です。

 

本当に優れた能力を持つ人は、やりがい搾取にあっているように見せかけて、静かに自分のスキルを上げていっています。

陰口の言い合いに時間を割くなんて無駄なことはせず、粛々と仕事をこなしています。

そういう人いるんだけど、シフトがなかなか一緒にならないんですーという場合もあるでしょうが、そういう時は、次に会ったときに素直に好意を表せばいいんです。

 

皆さんが無事に日々をおくられることを祈ってます。

では、また!